貴腐ワインとは
貴腐ワインはアイスワインに並ぶ極甘口ワインです。貴腐ワインとはどのようなワインなのでしょうか?
貴腐ワインは葡萄に貴腐菌(ボトリティス・シネレア)という菌(カビ)が付着することで実の表面に細かな穴が開きます。この現象のおかげで実の水分が蒸発して糖分が非常に高い干し葡萄に近い貴腐葡萄になります。通常20度程度の糖度が40~60度になります。
しかし、貴腐葡萄になる過程で雨が続いた場合は腐敗してしまうこともあります。また、水分が蒸発しているので搾れる果汁が少なく大量生産できません。最初の貴腐ワインはハンガリーのトカイにて偶然造られました。
1650年頃のトカイで戦争が勃発したので葡萄の収穫ができませんでした。その結果、葡萄は貴腐菌により干し葡萄上になっていました。貧しい国民はあきらめきれず貴腐菌の付いた葡萄でワインを造ったところ極甘口のワインである貴腐ワインとなったのです。
ここにトカイワインが誕生したのです。次に誕生したのはドイツのトロッケンベーレンアウスレーゼです。トカイの場合と同様で偶然によって生まれました。1775年頃に収穫を行う許可を得るために向かった使者が途中で病にかかってしまい通常より2週間以上遅れて戻ってきました。
その結果、葡萄は既に貴腐菌によって干し葡萄上になっていました。同様にこの葡萄でワイン造った結果大変甘いワインとなったのです。
【世界3大貴腐ワイン】
1.トカイワイン(ハンガリー)
2.トロッケンベーレンアウスレーゼ(ドイツ)
3.ソーテルヌ(フランス)
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